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概要

2021/5/13にセガサミー2021年3月期決算説明会が実施されました。PSO2やゲーム部門に係わる内容について書き留めておきます。

2021/8/6 追記
2022年1Q決算発表の記事はこちら


全体

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セガサミー全体としては2020年度と比較し減収減益。全部門で売上は落ちています。(ただしエンタテインメントコンテンツ内のコンシューマ分野は微増)
営業利益として、エンタテインメントコンテンツ(ゲームなど)は大きく利益を出しているものの、遊技機(パチンコパチスロ)リゾート(シーガイア、韓国のカジノ)は大きな赤字です。
なお、エンタテインメントコンテンツにて利益を大きく出しているとはいっても、同業他社が売上/利益とも大きく伸ばしている中、売上があまり伸ばせなかったのは厳しいところ。巣ごもり需要に応えて売上も伸ばせるチャンスであったにもかかわらず、大型新規タイトルを発売できなかったことが響いているようです。
また、エンタテインメントコンテンツ以外の事業が全て赤字かつ、ゲームセンター事業の譲渡や希望退職者募集による特別損失が403億円ありながらも純利益が出せているのは、有価証券の売却益、土地の売却益の特別利益があったことと、繰延税金資産を計上したためとのことです。


ゲーム関係

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エンタテインメントコンテンツ事業の内訳をみるとコンシューマ(家庭用・スマホ用ゲーム)は、大きく利益を出しつつ、売上も若干上がっておりました。

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コンシューマ分野の中でもF2P分野は昨年までPSO2を含む2018/3以前リリースタイトルが大半の売上が占めていましたが、2021年度はついに新作タイトルの売上が上位割合を占めるようになりました。

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決算発表都度発表されるF2P売上高上位3タイトルからついにPSO2が消えてしまいました。プロジェクトセカイは好調と耳にしますが、北斗の拳やRe:ゼロにまで負けてしまうとは…
なお、PSO2とPSO2globalは別集計のようですが、合わせるとどうなるんでしょうかね?

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来期の新作タイトルとしてPSO2:NGSが挙げられています。NGSの他にもロストジャッジメント(キムタクが如く新作)、真・女神転生Ⅴ、Total Warなど売れそうなタイトルが並んでいるので、来期は期待できるかもしれません。
なお、YouTubeでライブ配信されていた決算説明会では社長より「PSO2の(サービス開始からの)累計売上が今期中に1000億円に到達する」旨の発言がありました。聞き間違いかも?と思い再度配信を見ようとしたのですが、残念ながらアーカイブは非公開となっており確認できませんでした。

今後

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エンタテインメントコンテンツ事業コンシューマ分野では5年で1,000億円規模の追加投資を行いSuper Game創出を目指すそうです。このフレーズどこかで聞いたことがありますね。。。

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とはいっても、Super GameはPSO2:NGSのことを指しているのではないようです。

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欧州スタジオで新作FPSを開発しているようで主にこれを指していると思われます。なんでセガはFPS作らんかなー?バイナリードメイン失敗したからかなー?と考えていましたが、ついに手を出すようです。大丈夫かな…

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また、過去IPの活用みたいなお話が語られていました。IP活用しようとした、サクラ大戦(サクラ革命含む)バーチャロンの結果分析なくしてここを語られても訝しんでしまいますね。
ちなみにサクラ革命の話は一切でてきませんでした。

所感

赤字予想から黒字に持って行ったことは評価できますが、カプコン、スクエニ、バンナムといった同業他社が売上/利益ともに大幅に伸ばしている中この数字は寂しいものがありました。ただし、来期はNGSだけでなく、ロストジャッジメントや、世界的には売れているらしきTotal Warの新作が発売予定なこともあり期待できるかもしれません。

決算プレゼンテーションはこちら
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